Q16.省エネルギー向上のための改修設計・工事(1)の要点

国土交通省監修 建築環境・省エネルギー機構による設計ガイドラインの指針<エネルギー消費50%削減を目指す住宅改修>によると、

次の方法がある。

建物外皮の省エネルギー改修には

①断熱・漏気(ろうき)改修

断熱・漏気改修は、熱貫流・漏気による、外皮からの熱損失を削減するための手法である。基本は外皮の断熱性能の強化と、隙間風を防止する

漏気改修の検討が必要となる。

②日射熱制御(日射熱取得・日射熱遮蔽)のための改修

冬には日射を取得し、夏・中間期には、日射を遮蔽するという相反する性能が求められるため、ブラインドやすだれなどを活用する、またに日射熱遮熱取得・ 自然風

遮蔽性能に大きく影響を与える開口部には自然風利用や、昼光利用を損なわないように計画することが大切である

③蓄熱による日射熱利用のための改修

開口部からのに日射熱を取得し、取得した熱を蓄えて、日中の室温の過剰な上昇と日没後の室温の低下を軽減することにより、暖房エネルギーを削減

する手法です。取得熱量増やし(集熱)、取得熱の損失を抑え(断熱)、取得熱を有効に利用し、室温の低下を防ぐ(蓄熱)。

④自然風利用のための改修

自然風を取り込み、住宅の安全性・快適性を損なうことのないように、建物の形状・プランの工夫・開口部の形状・開閉操作の工夫・防犯・騒音面の配慮

をして、計画することが必要である。

⑤昼光利用のための改修

季節ごとの太陽高度や隣棟の影響を、踏まえ開口部の位置、トップライトなどの採光、空間構成の工夫・内装の工夫によ利、部屋の置くに光を導きいれる、

「導光」があります。

 

 

2020年12月08日