Q7.木造住宅を地震から守る大切な事

① 充分な壁量と、ねじれのない壁配置の平面計画
② 外れない接合部・節の少ない筋交い
③ 適切な維持管理<雨漏りなどで腐食進行していないか。
④ 構造性能を落とさない増改築屋上に、物置・ログハウス等 積載荷重をオーバーした建物等を建てない。>
⑤ 地盤に相応しい基礎の設置<傾斜地、液状化、無筋コンクリート基礎等の対応>

    ねじれを少なくするには 、偏心率を小さくする

        建築基準法  0.3 以下でよい
        建築基準法  0.15 以下はとてもよい

    偏心率とは  耐震力等の地震力に対しての、水平抵抗要素の偏りの大きさを表している。
     <重さの中心:重心、強さの中心:剛芯の距離の少ないほど、ねじれが少ない。>

   耐震等級

   1.25  :等級2<建築基準法の1.25倍>
   1.5   :等級3<建築基準法の1.5倍>
   2.0   :これなら安全という数値

熊本大地震からの写真

 震度7の揺れが数日のうちに2度ありました。<過去にはこのような事例はありませんでした。>

 

 

 





                                

上階が重いプランによる損傷

①、②、③が原因と推定

重い屋根による損傷

①、②、③が原因と推定




           












柱と土台の接合部が外れる

②  接合金物 取り付け釘の長さが足りない

 

2017年09月13日