お役立ち情報一覧

Q1.地震に対して安心・安全にするには どうしたよいですか?

A1.まず,その建物の、建築士<耐震診断士>が現場調査を行う。その現状に対して、耐震診断(一般診断)を建築士が行う。その結果により耐震補強計画を立案して、家を安心・安全な耐震補強工事にするための、概算金額を算出します。それにより、工事をするか否かを、建築士が説明をして、建築主が判断する。 その際さらに、精密診断を行うことがより望ましい。精密診断は、設計者と工務店と一緒に問題のある箇所を壊して、より正確な現状を把握する事ができて、より適切な補強方法を行うことができる。 現在、熊本大地震等を考慮にして、建築基準法の耐震強度を1.0として仮定しているが、、その1.25倍又は1.5倍(耐震等級2又は3)が必要でないかと言われている。
耐震診断料は自治体により異なるが、一部を助成したり、全額を負担するところもある。

        耐震診断ソフトによる 現状住宅と耐震補強後の住宅のシュミレーション

                                     

 

 

 

 

 

 

 



 

 

出典:インテグラル社 ホームズ君より

2017年04月11日

Q2.快適な住宅に住むには どうしたらよいですか?

A2.現在の最新省エネルギ基準、省エネ等級4(省エネ28年基準)とするには、家の各部位(屋根・外壁・窓など)
   の断熱性能を上げる。さらに、日射を調整するように、夏・冬の日当たりを考慮して庇・ルーバーを設置する。
    また換気と給気、吹き抜けによる、通風・換気等をその土地・場所に考慮することが、大切である。
   国の定めている戸建住宅の基準エネルギーの消費量より、設計している家の消費エネルギー量を小さくしなければ
   いけない。それをクリアすると、現在住んでいる住宅と比べ、省エネとより快適な住宅となる。
     H28年省エネ基準が、今年度義務化となる予定であったが、それが努力義務となった。また、省エネ28年基準
    必要性を建築主へ説明義務があるとした
   さらに、高効率断冷房設備・LED照明・通風・太陽光発電等を利用すると、ZEH<ネット・ゼロエネルギーハウス>
    とすることが可能である。


省エネ住宅・ZEHを考えるイメージ図


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出典:ホームズ君.COM セミナー  講師 東京大学大学院 建築学専攻 前真之先生 資料より

 

 

2017年04月11日

Q3.プランニング(平面計画)を立てるのに大切の事は どのようなことですか?

A3. 私たちの生活する一生を考えて見る。 新婚時代→子育て時代→子育てが終わり又2人の生活の時代→2世帯住宅又は現住宅を売って マンション等の終の棲家に移る、などの変遷が考えられる。当然その中には 建築予算の事も大きく作用するが、上記のようなサイクルを考慮しての平面計画が望ましい


プランニングが決まるまでのプロセスは、次のような事が考えられる。

 ・敷地の大きさ・立地(ロケーション)・その土地の風向き(卓越風向)を考慮するなど。
 ・家族構成(4人家族・3世代家族)など
 ・住む人の考え方・趣味・こだわりを入れたプランニング。(キッチン廻り、リビング、寝室、玄関など)
    いろいろと考えられますが、建て主(クライアント)と設計者がよく打合せをして、要望にそったプランをつくることが大切である。

    事例もありますので、お気軽にご相談下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 








2017年04月11日

Q4. 現在住んでいる住宅を、長持ちさせるには、どのようにしたらよいですか?

A4. ご自宅を、自身の体に置き換えると、加齢と共に容貌・内臓等に手入れ、注意事項が増えると同じように、住宅も同じように、外壁、台所流し廻り、お風呂場、居間フローリング等が傷んで、リフォームされた方も多いと思います。ここに参考として、家のメンテナンス時期の目安<インスペクション> と家のカルテともいうべき、<家の履歴書>の参考資料を載せましたので、ご参照下さい。あとは、これを参考に、ご自分でチェックするなり、専門家・建築士なり、工務店に相談して、家の健康状態を把握して、メンテナンスを必要な時に行うことが、家を長持ちさせる秘訣と言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耐震補強とリフォームされた大田区A様邸

 

 

    インスペクションの詳細


    家の履歴書の詳細

2017年05月27日

Q5. 地盤と基礎形式について

A5. 家の総重量を支える地盤が、非常に大切なことは、言うまでもありません。しかし、一般の人が、その地盤の良し悪しを、判断することは、なかなか難しいと思います。専門業者に依頼して、地盤調査を行って、地耐力を知るのも一方法です住宅の一般的な地盤調査に、スウェーデン式サウンディングがあります。 以下に地盤と基礎形式の概要の参考資料がありますので、ご参照下さい。

地盤と基礎形式の概要

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年06月08日

Q6.ヒートショック防止と断熱性能の向上

温度差の少ない<断熱性能のよい>室内環境に生活していると、歩行数が増え、健康寿命が延びるという。断熱性を高めるには、まず夏・冬共に、家の部位の中で、窓から外部に逃げる熱量は、全体の50%以上を占めるため、まずこの対策が必要であろう。その対策として、ペアガラスをする方法もそのひとつである。次いで、床・壁・天井の断熱性能を高める方法となる。

脱衣室の多くは、冬場には温度が低く、浴槽に入ると、身体が温まり、その温度差が血圧の変動を大きくし、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす原因となる。脱衣室は、ウォールヒーター(パイプ状の電気ヒーター)等の温暖対策が必要となる。また改修工事でユニットバスを入れる事により、浴室の断熱性能を格段に高める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 













 

 ウォールヒーター

脱衣所に電気ヒーター<ウォールヒーター>を取り付けるのも、ヒートショック

ならないようにする対策のひとつである。

また、浴室は、現在温風により、浴室を温めるユニットバスも多いので、それを設置する

ことにより、部屋間の温度差がなくなり、ヒートショック対策になる。

2017年09月04日

Q7.木造住宅を地震から守る大切な事

① 充分な壁量と、ねじれのない壁配置の平面計画
② 外れない接合部・節の少ない筋交い
③ 適切な維持管理<雨漏りなどで腐食進行していないか。
④ 構造性能を落とさない増改築屋上に、物置・ログハウス等 積載荷重をオーバーした建物等を建てない。>
⑤ 地盤に相応しい基礎の設置<傾斜地、液状化、無筋コンクリート基礎等の対応>

    ねじれを少なくするには 、偏心率を小さくする

        建築基準法  0.3 以下でよい
        建築基準法  0.15 以下はとてもよい

    偏心率とは  耐震力等の地震力に対しての、水平抵抗要素の偏りの大きさを表している。
     <重さの中心:重心、強さの中心:剛芯の距離の少ないほど、ねじれが少ない。>

   耐震等級

   1.25  :等級2<建築基準法の1.25倍>
   1.5   :等級3<建築基準法の1.5倍>
   2.0   :これなら安全という数値

熊本大地震からの写真

 震度7の揺れが数日のうちに2度ありました。<過去にはこのような事例はありませんでした。>

 

 

 





                                

上階が重いプランによる損傷

①、②、③が原因と推定

重い屋根による損傷

①、②、③が原因と推定




           












柱と土台の接合部が外れる

②  接合金物 取り付け釘の長さが足りない

 

2017年09月13日

Q10.室温シュミレーションはこのようにして。<動的熱負荷計算>

建設地の気象データにより、平面プラン・壁面の断熱性能・熱容量<家具>・エアコンの運転スケジュール・在室人数・内部発熱<照明器具・家電>換気経路を考慮した動的熱負荷計算による、室温計算を行います。また,隣棟等による日影を考慮した、日当たり具合を計算に反映させる。パッシブ要素である自然を取り入れた、太陽光エネルギーの活用、エアコンの能力の検討、電気代の試算が行えます。

 

5月23日 AM10:00頃の室温シュミレーション

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

年間の断冷房費のシュミレーション

 



2018年06月02日

Q13. 天空率とは。

天空率は建築基準法で「斜線制限で得られる採光・通風などと同等以上の採光・通風が得られれば、現行の斜線制限の適用を除外する」となっており、「確保される採光・通風などの程度の指標」として建築基準法に規定されている。斜線制限で上階がセットバックしたものが、指標に合えば、セットバックがなくともよい。大規模な建物でなくとも、住宅のような小規模建物でも指標に合えば、有効活用できる。

 





























2018年06月03日

Q14.構造別工事費と設計監理料


家の計画を建てる際、まず予算である。各々の概算を参考にして下さい

構造別概算工事費                         耐用年数


木造                80~100万円 / 坪     50年


S造(鉄骨造)            100~120万円  / 坪     6 0年

 

RC造(鉄筋コンクリート造)      150~200万円 / 坪    70年


          < 建物のグレード・規模、建物の立地環境により、工事単価・耐用年数も変動します。>


設計監理料     工事費の約10%~12%リフォーム工事:工事費の約12%~15%>

              <ご相談に応じます。>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耐震補強工事・室内リフォーム工事

 

 


2018年07月28日

Q15. 木造の白蟻対策について

白アリには、ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリガ多い日本には22種の白アリが生息しているという。
白アリは、腐朽した木材を好むので、まず床下、外壁などを、乾燥した状況にすることが、大切です
また、白アリから、家を守るために、薬剤により木材保存材処理された、木材を土台・外壁の軸組み<柱・間柱など>での使用も対策である


 因みに私も目黒区を中心とした、住宅50軒程の調査<耐震診断を行う際の調査>のうち、1~2軒に白アリの被害が見られた。
いずれの家も、床下に水がたまる状況になっていたとか、水廻り<浴室・洗面など>の・配管の水漏れなど、湿気の多い環境に建っていた住宅である
床下<ベタ基礎>・外壁<通気工法>を乾燥させる工法も良い方法である。

また、6~7月頃の、夕方から夜にかけて、飛んで電灯にやってくるのが、羽アリのイエシロアリである

 

 

 

 

 

 

 

2018年07月28日

Q18. ZEH住宅をつくるには

ZEH住宅をつくるには、まず太陽光パネルの設置場所(所用の広さ、㎡)が必要である。通常2階の屋根(1階屋根に設置場所があれば同様)、3階屋根部分が一般的である。また、屋根の形状、屋根面の方角によっても、発電量は異なってくる。

そこに、外皮性能(断熱性能、2重ガラスサッシ、庇の設置)のアップ、高性能な設備の採用により、消費電力量を抑え、その上で、太陽光発電により、電力消費量を、ゼロとすることが、ZEH(ネット・ゼロエネルギーハウス)である。

フロー

 StePー1    外皮性能の強化

  StePー2    高性能設備の採用

  StePー3    太陽光発電の検討

    詳しくは当事務所にお尋ね下さい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




2018年10月12日

Q19.耐震7に負けないための木構造にするには。

この大地震に負けない、木造建築にするには、どのような対策をとればよいのだろうか。倒壊した住宅を分析すると
① 多くの耐力壁が、筋交いであり釘で取り付けた。その筋交いに節があったりして、所定の強度がでないため、
  地震の際釘が抜けてしまう。そのために筋交いが座屈するなどの事例があり、耐力壁に構造用合板等が注目されるようになった。
②  新耐震基準後の建物でも、1階の壁量不足による残留変形、1階部分の倒壊がみられた。
  (壁量不足のためか、1階部分の倒壊の事例もある。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


熊本大地震での筋交いの座屈等の問題


建物のコーナー部の接合部(柱と土台と基礎)を耐震金物で強くすることも大切である。
上記のような事例より、震度7に負けない木造建築にするには。


① 住宅の耐震性能を満たすための、構造計算をする。
② 建築基準法 耐震等級1より、上のランクの耐震等級にする。基準法の1.25(等級2)、1.5(等級3
   又は、それ以上にして、大地震後も住み続けることが、可能な住宅をつくりたい 。

 

 

 

2022年10月09日

Q21.住宅を建てる前(計画段階を含む)に、大地震の地震の揺れ(地震波)のシュミレ-ションを行うことをお薦めします。

Q21.住宅を建てる前(計画段階を含む)に、大地震の地震の揺れ(地震波)のシュミレ-ションを行うことをお薦めします

このモデル住宅に、阪神淡路大震災と同じ揺れの地震波を想定して、シュミレ-ションしたものですグレ-:問題のない壁

色:降伏点を超える。短期許容応力度を超える。<小破> オレンジ:最大耐力を超えた。<大破:修復は難しい> 赤:壊れた。

目安はオレンジ色が、ひとつも出なければ耐震性のある建物

従って、かべ・柱・梁等の耐力を高める必要があります。このように計画段階でどの部位が問題なのかを

あらかじめシュミレ-ションで確かめて、手を加えることができ、安心のできるプランニングを創ることが可能です。

詳細は、当事務所にお尋ねください。

なお、この住宅モデルは、許容応力度計算(耐震等級2~3)で計算しました。また地盤は、第2種地盤を想定しました。

2022年10月10日

Q11. 太陽光発電の収支までのフロ-

太陽光発電の発電の仕組、太陽電池パネルの構成、太陽電池とはなにか、太陽電池の種類、そしてよくわかるZEH<ゼッチ>を順に読んでいただき、売電とさらに、収支はどのようにして、計算されるかのフローはお解りいただけたと思います。詳しくは、収支計算等は事務所にお聞きいただければと思います。

   

2023年08月12日