Q19.耐震7に負けないための木構造にするには。
この大地震に負けない、木造建築にするには、どのような対策をとればよいのだろうか。倒壊した住宅を分析すると
① 多くの耐力壁が、筋交いであり釘で取り付けた。その筋交いに節があったりして、所定の強度がでないため、
地震の際釘が抜けてしまう。そのために筋交いが座屈するなどの事例があり、耐力壁に構造用合板等が注目されるようになった。
② 新耐震基準後の建物でも、1階の壁量不足による残留変形、1階部分の倒壊がみられた。
(壁量不足のためか、1階部分の倒壊の事例もある。)
熊本大地震での筋交いの座屈等の問題
建物のコーナー部の接合部(柱と土台と基礎)を耐震金物で強くすることも大切である。
上記のような事例より、震度7に負けない木造建築にするには。
① 住宅の耐震性能を満たすための、構造計算をする。
② 建築基準法 耐震等級1より、上のランクの耐震等級にする。基準法の1.25(等級2)、1.5(等級3)
又は、それ以上にして、大地震後も住み続けることが、可能な住宅をつくりたい 。